第68回卒業式を行いました(※ 校長の式辞を追記しました)。

日 時:平成31年3月1日(金) 10:00~

場 所:清水ヶ丘高校体育館

 

天候に恵まれた本日10時より、第68回卒業式を挙行しました。普通科・商業科合わせて102名の生徒が、将来への希望を胸に本校を巣立っていきました。

卒業生たちは入場前、出身中学校をはじめ数多くいただいた祝電を読みながら、3年間ともに過ごしてきた仲間たちと和やかに待っていました。そして吹奏楽部の演奏でクラスごとに入場し、校長先生・理事長先生・来賓の方々より祝辞をいただき、 卒業生1人ひとりが卒業証書を校長先生より受け取りました。

在校生代表の平山萌子さん(呉市立両城中学校出身)による送辞・卒業生代表の大杉真里奈さん(呉市立宮原中学校出身)による答辞では、高校生活の1コマ1コマが思い出されたことと思います。先輩への思いを込めた送辞も、先生や同級生、保護者への感謝を述べた答辞も、とても感動的でした。学校からの記念品を山下美香さん(呉市立片山中学校出身)が代表して受領し、卒業生から学校への記念品を柴田美波さん(加古川市立浜の宮中学校出身)が代表して贈呈しました。式の最後は校歌斉唱で、卒業生が在校生と一緒に大きく美しい歌声を式場に響かせる姿は印象的でした。

吹奏楽部による演奏で、在校生・保護者・教職員に見送られて卒業生が退場した後は、各クラスで最後のホームルームが行われました。卒業生たちは保護者への感謝を一人ずつ述べたり、思い出を語ったりしていました。担任の先生へのプレゼントやサプライズ企画を準備しているクラスも多く、尽きない名残を惜しんでいました。

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。本校で学んだ真・美・愛の精神を忘れず、夢に向かってそれぞれの道を歩んでいってくださいね。また、本日ご臨席いただきました来賓の方々、保護者の皆様、ありがとうございました。また、各中学校の先生方、卒業生の進路先の大学・短期大学・専門学校・企業の皆様、本校卒業生のためにたくさんの祝電をいただきましてありがとうございました。

 

※ 3月11日追記

小川英夫校長による式辞  淡い春の気配を感じる今日の佳き日、呉市立吉浦中学校小林浩樹校長様、清水ヶ丘高等学校教育後援会佐々木克己会長様はじめ、多くのご来賓のご臨席を賜り第六十八回卒業証書授与式を挙行できますことは、本校にとりまして誠に喜ばしい限りです。感謝申し上げます。  保護者の皆様、ご令嬢の卒業式を迎えられ実におめでとうございます。お喜びはいかばかりかと拝察いたします。  卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。楽しいことも苦しいこともあった三年間だったと思います。皆さんと伴に今日の佳き日を迎えることができたことを大変嬉しく思います。  さて、卒業生の皆さんは入学式の日のことを覚えていますか。初めての女子校という新しい環境に戸惑う気持ちもあったのではないでしょうか。あの緊張した日から三年が経ちました。この間、学校を取り巻く環境・社会は大きく変わりました。そして今後も、教育界では大学入試制度の大変更があり、社会では、この四月から外国人を含む就業の制度が大きく変わることが既に決まっています。皆さんが巣立って行く社会は、これまでとは違った姿をしていると思います。 気がつけば、いつの間にか100%近くの人がスマホなどの通信機器を持ち歩く社会になっています。あらゆる、もの、ことがAI(人口知能)に繋がり、現金すら私たちの手元から消えようとしています。本年四月以降は様々な國の外国人との接触の機会がこれまで以上に増加することも予想されます。 社会は常に変化しますが、現在進行している変化は「大変化」と呼ぶのに相応しい大きな変化です。産業の分野では革命とも呼ばれています。そのような現在の社会におけるキーワードの一つは情報化と多様化です。   昨年から今年にかけ大活躍しているプロテニスプレイヤーに大坂なおみ選手がいます。私は、彼女はこれからの日本の社会を象徴する存在であると思います。大坂選手は父親がハイチ出身のアメリカ人、母親が日本人という日米の二重国籍を持つ選手です。今年の秋までに日米いずれかの国籍を選択しなければなりません。オリンピックの出場規定から、彼女は日本国籍を選ぶことになると言われています。  第二次世界大戦後、アメリカ合衆国が政治面・経済面とも最も強力な國として、世界の中心にありました。アメリカの強さの源泉はその多様性にあると言われています。アメリカには不幸な歴史的経緯から移住してきたアフリカ系の人々を含め、ヨーロッパ・中南米・アジアからと世界中から人々が移住してきました。人種・文化の多様性が様々な分野で活躍する人々を生み出しているのです。高齢化と少子化にあえぎ、単一性の強かった日本人も大坂選手の活躍に見られるように、多様性を基に元気を取り戻そうとしています。  情報化の進展によって社会の変化は加速し、多様化も進んでいきます。私はこうした社会に旅立つ皆さんには、学ぶ姿勢を持ち続けることが不可欠であると考えます。女性が家事のみに専念する時代は疾うに終わっています。女性が社会の中で活躍する場は無限に広がっていきます。これから八十歳を優に越える人生を皆さんは生きていきます。皆さんの前途は洋々ですが、多難です。学び続ける気持ちを持ち続けてください。  振り返れば、昨年、数十年に一度という豪雨災害が西日本を襲いました。呉市や広島市を中心とした豪雨で多くの方々が亡くなりました。今も仮の住宅での生活を余儀なくされている方もいらっしゃいます。幸い本校の被害は最小であり、人的な被害はありませんでした。本校では呉地区の断水中、寮生を中心に校内で給水活動を行ったほか、四割を越える生徒が自主的にボランティア活動に参加していました。本当に素晴らしい行動だったと思います。  平成生まれの皆さんが高校から旅立つと同時に平成も終わります。新しい時代も決して平穏な日々だけではないでしょう。情報化・多様化し、変化の激しい未来の社会を、ボランティア活動でも発揮された他人(ひと)への優しさと、学び続ける姿勢を持ち続け、心豊かに生きていってください。  皆さんの人生は今、始まったばかりです。これからの人生が健康で、笑顔に満ち、充実した日々であることを祈念いたしまして式辞と致します。  

平成三十一年三月一日    清水ヶ丘高等学校 校長 小川英夫